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こんにちは、しとうです@shitou
37歳どこにでもいる普通の1児のパパサラリーマンです。
約10年前の20代の頃「自分はこのままでいいのか・・」
と漠然とですが将来が不安になり、これからは個の力が必要だと考え33歳で起業しました。
その後なんだかんだがあり、起業した会社は別の人に任せて
現在はITマーケティング企業の経理部長をしています。
さて、2019年はこんなニュースが話題になりました。
これらのニュースから読み取れることは、
『事実』時代は既に大きな変化が始まっているということです。
2,000万円問題については、平均値をとった算定方法で
結局のところの部分がふわっとしていましたが・・・
想像以上に世論の感情的な反響や焦りが大きくて驚きました。
前置きはさておき
本記事の結論としては
『これからの時代、自分で学び生きる力を得る』です。
2019年に沢山のメディアで取り上げられた、サラリーマン×副業で成功している
motoさんのツイートがまさにすべての答えです。
それではもう少し掘り下げてこの話題についてお話させてください
ビジネスパーソンが真剣に考えるべき
人生100年時代の仕事の将来
人生100年時代
なぜ、人生100年時代、自分で生きる力を得る事が結論なのか
なぜなら、両親や祖父母などが生きてきた時代と
これから我々が生きる時代とでは大きく変化しています。
それは、長寿化が進んで (ライフ・シフト) いるということです。
いま、先進国で生まれる子どもは、50%を上回る確率で105歳生きる
平均寿命は10年に2年のペースで延びてきたのだ
いま20歳の人は100歳以上、40歳以上の人は95歳以上
60歳以上の人は90歳以上生きる確率が半分以上ある
リンダ・グラットン共著書『ライフ・シフト 100年時代の人生戦略』より抜粋
長寿化が進むということは、生きていく為のお金が必要という事、
今まで当たり前だった、『教育→仕事→65歳ぐらいで引退』というステージから
更に残りの35年生きる為には、いまのうち資金を貯めるか、将来仕事を続けるかという追加ステージを考えなければいけなくなりました。
あいにくですが、少子高齢化の時代の流れは避けられません
年金をあてにしていたら危険です。
ここにまだ気が付いていない日本人の方が、昨年の年金問題で多くいた事に本当に驚きました。
人生100年時代に関して物凄く参考になった本です。
仕事の将来
さて、冒頭でお伝えした『事実』時代は既に大きな変化が始まっているについて、
具体的に何が変化しているのか国・企業・個人で見てみます。
政府の変化
昨年から政府より働き方改革の推進で
『長時間労働無くそう』『有給休暇を取ろう』『副業推進しよう』など
法律の面から企業に対して指示を与えました。
我々からしたら『よし!これで働きやすくなる!ライフワークバランスがとれて明日から楽に過ごせる!』と思うかもしれませんが
自分なりに政府からの裏のメッセージを直訳してみると
『いつまでも国や企業にすがって、ダラダラと時間給の残業代で稼いでないでとっとと自立して、先進7か国の中で万年ビリの国の生産性上げてくれ、あと少子高齢化で社会保障する余裕もなくなるから、できるだけ健康で長く働いてみんな自分で稼いで生きてねヨロシク!』
どうですか?
ちょっとひねくれて刺激的に直訳しましたが、本音はこんな感じかなと・・・
安倍首相が発言した『一億総活躍時代』ってこういう事ですよね。
日本生産性本部、「労働生産性の国際比較 2019」を公表 日本の時間当たり労働生産性は46.8ドル(4,744円)で、 OECD加盟36カ国中21位
2019.12.18 14:00 公示 公益財団法人 日本生産性本部 プレスリリース
政府は、国に頼らず『老後まで生産性があり自分で生きていける』日本人にしたい
企業の変化
グローバル化、技術革新、生産性の向上、
GAFA(Google,Apple,Facebook, Amazon)の勢力
目まぐるしく変化する世界の動きに、
残念ながら日本の多くの企業が世界に追いついていけず
日々改革に追われてようやく動き出した状況です。
・早期退職の推進
・一部企業の副業解禁(働き方改革法)
・トヨタの社長『終身雇用の限界』発言
上記3点は2019年に雇用に関して変化が起きた出来事です
この3つのポイントだけでも企業の本音やこれから
どう変化したいのかが紐解けます。
企業としての一部本音としてはこんな感じかなと
高度成長期から長く続いていた年功序列の雇用制度
実力がある社員は残したいけど、生産性が低いにも関わらず、いつまでも会社にしがみついている、給与が上がりきってしまった古株社員を手放して、新しい時代の若手世代を入れて会社を継続して活性化させたい
既にソニーなどは人材のグローバル競争に並ぶために、実力のある新入社員には
初任給から高水準の給与を出す体制に変わろうと動き出しています
「俺より給料が高い奴が出るのはケシカラン」と反対勢力が出てきているようで
一部調整が入ったようです。
このままだと更に生産性があがらず、ますます国内企業から
外資系の企業に人材が流出する事が予想されますよね。
企業は次の時代で生き残るため、グローバル化に向けて人員の入れ替えを行い日本雇用型を終わらせたい
個人の変化
近い将来AIの技術革新で仕事が無くなると騒がれていますが
そんな事よりもっと受け止めなくてはいけない重大な現実があります。
固定化された地位に満足して学ぶ事を止めてしまった
中堅以上の社員は未来の子供より仕事の能力が確実に劣る存在になります。
理由として、加速度的に進歩している、技術や知識の進化により
現代の子供たちはの知識量は豊富で人生の価値観も高いレベルにあります。
事実として、2019年に話題になった中学生の代表例の3名の記事をご紹介します。
中学生でも起業できます
「未来の中学生たちの可能性が少しでも広がるなら、その人生を選びたい」
中学生でも月収6桁を稼げます
「学歴社会は終わり」「個人で稼ぐ力をつける」
中学生でも数週間で独自のプログラミング言語を自作で開発できます
「もっと人間にとって扱いやすい、自分の言語をつくってみたかった」
私が中学生だった時代には考えられないぐらい
知識と意識が高く、行動力があり、そして謙虚です。
上記で『中学生”でも”』といっている時点で私も時代から取り残されてますね。
現代の普通の大人が出来ないことを中学生がこなしてしまう時代です。
今までは大学名や役職名とそこそこのコミュニケーション能力があれば
スライド式に定年退職まで一つの企業に残れましたがその時代は終わりました。
また、今までは学歴や企業の『どこにいたか』で判断する部分がありましたが
今後は地位やブランドは関係なく『何ができるか』の判断基準で雇用が進むと考えられます。
繰り返しますが、これからの時代は年齢は関係ありません
学びを止めたら追い抜かれてしまうだけです。
作業はAIにとって代わられるので、残されたのは学びを多くして
次世代に負けない『体験総量』を常に増やしていくことです。
既に我々の個人情報はGAFAなどの企業に集約されていますが
今後は更に進化して、ブロックチェーンで個人情報がタグ付けされ
管理される時代がくると予想されます。
そうした場合、履歴書だけの表面判断だけではなく、具体的にその人が
本当に何をしてきたか、実際にどんなスキルがあるのか、人格はどうなのかなどシビアな目で見られ判断されることになります。
常に学びを怠らず、次世代に負けない知識と経験値をあげる
そして自分にしかないタグをいかに成長させるか
人生100年時代を考えるための本
LIFE SHIFT(ライフ・シフト)
これから迎える人生100年時代について設計するための本、
無形資産、有形資産、 変形資産をいかに増やしていくか
働き方、生き方について説く本です。
ビジネス書大賞2017にて、準大賞受賞
仕事2.0 人生100年時代の変身力
NewsPicksの副編集長が執筆した本
上記でご紹介した『LIFE SHIFT』の本や
その他100年時代に関する情報などを分かりやすく書かれた本
読みやすくページ数も200ページぐらいな為
100年時代について考えてみるきっかけになるには
ちょうど良い読み物です。
このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法
まだ一度も転職を経験したことが無い方や、
改めて転職についてや未来の働き方について
モヤモヤしている方におすすめの本、
将来、卒業大学名や企業ブランドや役職ではなく
『何をしてきたか?』の『個人のタグ』の重要性について書かれています。
一歩を踏み出して、自分の力で人生100年時代を生きる
さて最初の結論にもどりますが
人生100年『 これからの時代、自分で学び生きる力を得る 』 です。
人生、何が幸せで、何が重要か、価値観は人それぞれです。
副業も解禁され、今まで副業は悪というよくわからない基準も
徐々になくなってきています。
そもそも、働き方も自分で自由に選べる時代です。
私は独立して起業も経験しましたが、今は組織の中で活躍できる、サラリーマンとして仕事をこなしつつ副業でも将来困らない力を得て、それを本業で生かし社会に貢献することで豊かな人生を送りたいと考えています。
また、そんな価値観に同意してくれる方と助け合い・応援しあいながら生きていきたいとも考えています。
あなたはどうお考えですか?
この機会に一歩踏み出してご自身の人生100年時代を考えて行動してみてください。
参考文献:
厚生労働省/働き方改革 ~ 一億総活躍社会の実現に向けて ~
公益財団法人 日本生産本部 「労働生産性の国際比較 2019」説明資料
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