ベンチャー企業へ転職するメリット・デメリット

Venturecompany

この記事はベンチャー企業へ転職を検討している方に向けて
実体験を踏まえて感じたベンチャー企業に転職することの
メリットデメリットをご紹介いたします。

私自身33歳でゼロから資本金を調達して
ベンチャー企業を起ち上げて、約3年間経営をしていた経験があります。
現在は起業した会社は他の人に任せて、IT企業の経理部長として
日々サラリーマン業を勤めています。

ベンチャー企業を経営している中で、自分自身感じたことと
様々なベンチャー企業の経営者や従業員の方々とお話しする中で
ベンチャー企業で働いてみて感じたことやメリット・デメリット
心構えや準備すべきことの情報をまとめて提供させていただきます

記事のポイント

✓ メリットとデメリットを細かく整理

✓ 転職する際の心構えを理解する

ベンチャー企業とは

ベンチャーとは、企業として新規の事業へ取り組むことをいう。このような事業をベンチャービジネス(英:Venture Business)という。事業は新規に起業したベンチャー企業によって行われるものを指すことが多いが、既存の企業が新たに事業に取り組む場合も含む。

Wikipediaより引用

ベンチャー企業と中小企業との違いは、新たな事業にチャレンジしていて急成長を目指しているかどうかだよ。
中小企業の中にも安定的な事業で継続している会社もあるからね。

ベンチャー企業へ転職するメリット

・経営者との距離が近く経営学を学べる

ベンチャー企業の醍醐味としては、近い距離で経営者と
肩を並べて仲間のように仕事ができる可能性が高いことです。
大企業になれば、経営者とは1年に1回話せるかどうかわからず、
また顔と名前をおぼえてもらうえる事もない可能性があります。
経営者と近い距離で仕事をする事により、自然と経営能力を向上させることができ
大きな経験値となり人脈も広げることができます。

・業務範囲が広く経験値があがるスピードが桁違い

ベンチャー企業は起ち上げて間もない組織であるため、
自分が対応する業務の範囲が広くなり、経験値を上げるチャンスが
多く転がっています。
会社を運営していくには、営業、開発、マーケティング、経理、人事労務、
法務、労務と様々な職種があります。
ベンチャー企業は社員数も少なく場合によっては、各業務を小回りでこなす必要もあります。必要であれば外部に委託することもありますが、それでも窓口として対応すれば各業務の経験値をスピード感をもって向上させることができます。
もし、これが大企業だった場合、こなす業務量の母数が大きいので各部門のさらに細かな点だけをずっとこなしていかなければいけない可能性があります。
様々な業務を任せてもらうことにより、広い経験と視野を得る事ができます。

・ゼロからの起ち上げを経験できる

ベンチャー企業は今までにない、新しい技術やサービスを成功させることが
目的であり、ゼロからの起ち上げを他人事ではなく自分事のように
主体的に対応する事が多く、何かを生む事の喜びを経験する事ができます。
大企業でも社内ベンチャーをやっている事はありますが
どうしても上層部の意見が入る事が多分にあり、なかなか自分の裁量で決める事ができない場合がありますが、ベンチャー企業は場合によっては
ダイレクトに裁量をもって自分で形のない0から1にできるチャンスが多くあります。
想像以上に大変ですが、その分やりがいや仕事に対する充実度を得る事ができます。

・早い段階で役職やポストにつくことができる

上記でも説明した通り、ベンチャー企業は人数も少なく
担当する業務も多くなります。
経営者との距離も近いため、自ら手を上げて成果をだせば
役職や重要なポストにつくことができます。
大企業の場合は、経営層までのぼりつめるまで
普通に数十年かかってしまいます。
もし、早く重要な責任を担うポストにつきたければ、ベンチャー企業で
働くメリットは多くあるでしょう。

・成功したときの報酬が大きい

ベンチャー企業は新たな技術やサービスを開発し
今までなかった価値を企業やユーザーに提供する分
成功した場合の利益は爆発的なものになる可能性があります。
成功した場合は、上場前のストックオプションの付与や
ボーナスや給与アップとして報酬を得られる可能性があります。

・多少のことで動じないメンタリティーがつく

ベンチャー企業は新しいことへのチャレンジをする分
多くの予期しない課題やトラブルが日々待ち構えています。
成功のためには多くの失敗があります。
その分、多くの学びを得る事ができ、多少の事で動じないメンタリティー

つけれるようになります。

メリットのポイント

ベンチャー企業ならではの、様々なことにチャレンジするチャンスがあり
大きな経験値につなげることができます。
経験したことは将来の転職や別の事業を起ち上げる際に役立たせる事ができるなど将来への力をつけることができます。

ベンチャー企業へ転職するデメリット

・個性ある経営者の価値観を理解し共感する事が必要

ベンチャー企業の経営者は今までにないものを生み出し
それを成功させるために全力で事業に取り組んでいます。
その分経営者の個性が強い事が多く、価値観や意見が経営や事業に
ダイレクトに影響がでます、多少理不尽なことがあった場合も経営者に寄り添い理解して成功のために共に歩む気持ちでいなければいけません。
もし、会社が目指す方向性や価値観にしっかりと共感できずに
一緒に仕事する事になった場合は、人間関係や業務で苦労することが多くなります。

・業務範囲、時間の制限がない

メリットでもお伝えいたしましたが、ベンチャー企業では
様々な業務、課題やトラブルが日々発生します。
何かの開発やサービスをリリースする前などは休みなく
日によっては泊まり込みで対応するなど、時間の制限がなく働く事があり
プライベートの時間がない場合もあります。
もし、ご家庭がある場合は家族の理解が必要となります。

・社内体制が整っていない事が多い

起業して間もない組織は、規程や備品の管理一つをとっても
体制が整っていない事が多く自分たちで整えていく必要があります。
もし、大企業のインフラが整っている環境から転職した場合
不自由さを感じる事が多いでしょう。

・倒産のリスクが高い

ベンチャー企業は、経営者本人、ベンチャーキャピタル、金融機関、その他関係者個人からの出資や借入金を元手に新たな事業を成功させ、利益を還元させるために日々切磋琢磨していますが、もし事業が失敗して売上が上がらない場合は
会社を継続する資金がなくなり、倒産するリスクが一般的な企業より高くなります。

デメリットのポイント

ベンチャー企業はゼロから大きなリターンを得ようとしている分
様々な課題や負担があり、ハイリスクハイリターンであることを
理解する必要があります。

ベンチャー企業への転職で失敗しない方法と心構え

・自分の目指す軸をしっかりと持つ

これはベンチャー企業への転職に限ったことではないですが
自分の人生設計、ビジネスキャリアをどうするか
周りの意見に流されずしっかりと自分と向き合い
自分の意志で決められるぐらいに軸を持つことです。
『どのような人生を送りたいのか』『安定を求めるのか』『人生一度はチャレンジしたいのか』『お金かやりがいか』など
将来設計や軸をしっかり持ち、単なるベンチャー企業への憧れではない確固たる決意で選択しましょう。

・安定を求めず、やりがいや成長を求める

上記で少し触れましたが、ベンチャー企業は正直、様々な面で安定していません
ベンチャー企業の転職で大きな失敗をするとしたら、安定を求めて入社する事かと考えられます。
安定はしていないですが、やりがいや成長など充実度は一般企業では得られないものが多くあります。『何を求めるか』あらかじめの心構えが必要となります。

・エージェントに相談する

上記でお伝えしたメリット・デメリットの通り
チャレンジ出来る環境が多い反面、その会社がどのような事業展開を目指して
社長はどのような人間で、自分はどのような環境で働けるか
なるべく多くの情報や、第3者の意見が必要となります。
私自身、エージェント から多くの企業情報や内部やアドバイスをもらい
環境や待遇面で満足いく転職ができました。

おススメのエージェントとしては【パソナキャリア】 です。
多くのベンチャー企業との取り組みも多く、初めての転職でもしっかりサポートしてくれる体制が整っています。

まとめ

ベンチャー企業への転職はリスクがつきものですが
その分やりがいや得られるものが多くあります。
リスクの種類が違うだけで一般の企業でも別のリスクが伴ってきます。
私は一つの企業に残っていると自分自身成長できないと感じそれが怖くなり
ベンチャー企業を仲間と起ち上げました。

もし、人生一度はチャレンジしたい、もっと成長したい
ワクワクと充実して仕事をしたいと思ったら、メリットデメリットを理解して
ベンチャー企業への転職も検討してみてはいかがでしょうか。

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