経理が転職しやすい3つの理由。現役経理部長がわかりやすく解説します。【注意点もあり】

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経理って実際転職しやすいのだろうか
自分がやっているのは日々地味な仕事内容だけど
転職する際にアピールするポイントなどあるのかな?

今回はこのような疑問を解決します

結論としては経理は転職しやすいです。

なぜ、経理は転職しやすいのかは
実際に私が経理職として15年働いてきた経験を踏まえて解説致します。

この記事を読めば、経理が転職しやすい理由にくわえて
注意点や大事な点を理解する事がきます。

この記事でわかる事
・なぜ経理は転職しやすいかを解説
・経理は転職しやすい反面注意も必要
・転職に大事なことを理解
この記事を書いた人(専門性と信頼性)
・経理15年の経験
・転職4回(内、起業1回)経験あり
・派遣社員からスタートして現在は経理部長へのキャリアアップに成功

経理は転職しやすいのか?

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結論、経理は転職しやすいです。

なぜなら、経理というお仕事の内容には共通のルールがあるからです。

具体的には下記3のポイントがあります。

転職しやすい理由
  1. 経理の業務内容は法律で統一されている
  2. 簿記の資格があれば一定の転職の判断基準になる
  3. どこの会社にも基本経理は必要

一つずつ解説していきます。

①経理の業務内容は法律で統一されている

経理のお仕事に関しては3つの法律があり、それぞれ一定のルールが定められています。

・会社法・・・株主および債権者保護を目的
・法人税法・・・法人の課税所得を公平に計算して納税してもらう事を目的
・金融商品取引法・・・投資家の保護を目的

これらの法律から作られた経理のルールより、仕事の業務内容の基礎が決まっています。
もし、この法律のルールをやぶる経理の方法を採用した場合は、罰則を受けてしまう場合があります。
 
なぜなら、経理とは公平のルールで健全な処理がされている事が大事だからです。

ですので基本は別の会社でお仕事をする場合でも、原則は一定のルールで処理をします。
転職する側も採用する側もあるていど経理の業務内容は共通の認識でいるため
お互い働くイメージはしやすくなっています。

②簿記の資格があれば一定の転職の判断基準になる

経理は一定のルールで処理する事が大切な為、基礎となる知識を習得しているか
簿記の資格が転職の際に一つの基準として判断されます。

基本は簿記2級を持って入れば転職に困らないと言われるほど持っていると安心です。

※持ってないと絶対転職できないとは言えませんが、よっぽどの業務実績が無ければ
現実的に書類選考時などでこの部分で判断する事が多いです。

実際私自身も採用の選考をさせていただく場合は、資格を見てから職務経歴を拝見してます。

もし、資格を持っていない方は2級もしくは3級の資格を取得されることをおススメします。
2級であれば一生懸命がんばって勉強すれば資格取得は可能です。

さらに今の時代はわざわざ教室に行かなくても効率的にスマホで簿記の資格取得の勉強ができます。

③どこの会社にも基本経理は必要

原則、どこの会社にも経理は必要です。

なぜなら、会社運営する際は必ずお金が動き、そのお金の管理する
人員は少なからず必要だからです。

会社組織運営には大事な、人×物×カネ の原則があり、その一つを守るのが経理だからです

具体的には個人事業や小規模の会社なら、外注や税理士に任せたり経営者本人で処理する事もありますが
ある程度規模が大きくなった場合は、事業のボリュームも多くなりその分経理の役目も重要になってきます。

また、少子高齢化の時代に入り経理の人員自体も全体的に不足しはじめています。

将来AIで経理の仕事は無くなると言われていますが、それは単純作業の事を言っているだけで
経理の本来の仕事はまた別にあります。

経理とは本来『経営管理』をする事です。

ただ、単純作業をするだけで終わるのではなく経営を管理する為に
集計したデータをどのように経営に対して情報を提供するかといった
AIには出来ない抽象的な力がこれから必要になります。

ですので、これからの時代は作業の生産性が上がる分
よりどこの会社でも、経理の必要性が高まり転職しやすい事になります。

経理は転職しやすい反面注意も必要です

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経理は転職しやすい分注意が必要です。

なぜなら自分が描いているキャリアと募集要項を照らし合わせて
企業分析や面談で冷静に判断しないと転職後のミスマッチが起きやすいからです。

もし、ご自身が経理として経験を積んでキャリアップしたいと考えた場合
入社した会社が年功序列の体制で、なかなか新しい仕事を任せてもらえなかったとします

自分の意見が言えずに同じ業務を日々やるしかないといった状況になってしまったら
描いていたキャリアアップが叶わなくなってしまいます。

私自身、転職活動をしていた際にここの部分はよく注意していました
企業分析をしていて良いと思った企業でも、面接時にある一定の業務しかできないと聞き
辞退したこともあります。

経理の人材価値は、いかに数多くある経理業務を深く仕事をしたかが大切です。

こういったミスマッチを無くすためにも、面接時にしっかりと自分のキャリアプランや
意志をはっきり伝えて、転職を検討する会社がどのような体制で、経理メンバーの構成や
担当業務についてなどしっかりと確認しておくことが必要です。

もちろんキャリアアップを目指さなくても良いですが、転職する際の得意不得意は
ハッキリさせておくと良いでしょう。

ちなみに企業分析には転職会議の口コミもおすすめです
転職会議の口コミについては下記の記事で解説しています。

経理は転職はしやすいですが、大事なことがあります。

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経理は転職しやすいですが、安定だけを求めていたら危険です。

なぜなら経理の仕事は法律で守られた共通の業務内容だからこそ
年数に応じてスキルアップが必要になってくるからです。

具体的にいうと、経理として10年間働いてきて
小口現金の管理しかしてこなかった場合だと、経験値不足として
採用してもらえないため、転職しづらくなるからです。

転職で大事な部分は『何をやってきたか』です。

共通の仕事のルールがある分、ごまかしづらいので
もし将来転職を考えているのであれば、出来る限りいま働いている会社で
積極的に業務の幅を広げてスキルアップを目指す事が大事です。

経理は安定しているからといって、成長する感覚を無くしてしまっていたら
実は危険だという感覚を持ちましょう

これからの時代についてこんな記事を書いてます。
【重要】ビジネスパーソンが真剣に考えるべき『人生100年時代の仕事の将来』

まとめ:現状の経理スキルを把握してより転職しやすくなろう

conclusion

上記でご説明した通り、経理は共通のルールのもとで日々仕事をしているので
転職しやすい分『何をやってきたか』が大切になります。

もし、ご自身だけでお仕事の深堀をすることが不安な場合は
下記の経理の転職に強いエージェントに相談する事をおすすめします。

登録料無料で転職のプロのエージェントがサポートしてくれるので良かったら相談してみてください。

✓ 経理の転職に強いおススメのエージェント(どれも無料です)

1.ワークポート

専門性が高いコンシェルジュが、書類の添削から面接対策や円満退社の方法など
様々にサポートしてくれます。転職決定率は高くて評判です。

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2.パソナキャリア

親身で丁寧なサポートに定評があります。
はじめての転職の型でも安心できるように、細かな不安や疑問を解決してくれます。

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3.MS-Japan

管理部門に特化した転職サポートサイトです。
特化型だからこそ、専門的で経験豊富なキャリアアドバイザーがサポートしてくれます。

経理は転職しやすいですが、しっかりとしたキャリアプランや目標をもつのが大切です。
それではお互い日々経理のお仕事を頑張っていきましょう!

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